最近、あまり変ったことしてません。いつもどおり地味に仕事して映画見てマンガ読んだり本読んだりしてます


で、日曜日に都心から遅れてかかっている『川の底からこんにちは』という映画を見てきました
都会でダラダラと暮らしていたOLが、やむをえず父の経営していた水産会社をつぐことになり、いつのまにか生きる事に前向きになっていくというストーリー

あらすじを読んだ限りではとても面白い話とは思えなかったのですが、映画ファンのみなさんが口々に絶賛されていたので、だまされたと思って見にいってみたのでした
うん、まあ爆笑も号泣もしなかったけど、地味ながらいい映画でした。ちょうどモチーフになっている「しじみ」みたいな作品
小粒でとびきり美味しいわけでもないけれど、しっかりと味わい、いいダシ出しているような

この映画、いろんなダメ人間が出てくるんですが、「ダメだから諦めていい」というのではなく「ダメだからがんばんなきゃいけない」ということを教えられました。ダメ人間の一人として肝に命じたいと思います

それにしても、この映画を見た三日後に監督さんと主演女優が結婚するとは思わなかったなあ
建前:おめでとうございます。末永くお幸せに
本音:ちょっとずるくないか! 石井裕也


ついでにここ数ヶ月に読んだアメコミの覚書を

『アストニッシングX-MEN:デンジャラス』
ジョン・ウェスドン原作のシリーズ二冊目
このシリーズは「学園もの」としての側面もあるのですが、それがお話を明るくしているかといえば、さらに暗い方向に進んでたりして
一巻目以上にやるせない気分にさせていただきました。それでも出る限りつきあうけどね


『ニュー・アヴェンジャーズ:ブレイクアウト
再来年映画化が予定されているスーパーヒーローチームの再出発を描いた作品。ただこちらにはスパイダーマンウルヴァリンまで入ってて映画版より豪華(笑)
色鮮やかなアートやわかりやすいストーリーがとにかく気持ちいい!一冊


バットマン:ダークビクトリー』(全二冊)
昨年翻訳された『ロング・ハロウィーン』の続編にあたるエピソード。マフィアを狙った連続殺人がようやく収束をみせたゴッサムシティで、今度は警官を狙った凶悪事件が相次ぎます
同志や恋人に去られたブルース・ウェインが、身寄りのない少年をひきとったことで、再びやる気を取り戻していくあたりが読んでいてスガスガしいですね。「映画はロビンが出てからダメになった」という人は多いですが、こういうていねいな語り口なら映画ファンも納得するのでは


ヘルボーイ:闇が呼ぶ』
自分のルーツを探して世界を旅するヘルボーイ。今回はヨーロッパ編。特にロシアの昔話に関するネタがぎゅっとつめこまれてます
決して死なない戦士「不死身のコシチュイ」とのバトルシーンは迫力満点


近日にはX-MENとアヴェンジャーズの共演作品『ハウス・オブ・M』や、やはり映画化の決まっている『グリーン・ランタン』、フランク・ミラーの名作『デアデビル:ボーン・アゲイン』などが刊行予定。カネがいくらあっても足らしまへんがな!