相変わらず尖閣諸島をめぐるお隣との問題が紛糾しているようです
今から五年くらい前、たまたまこちらに出稼ぎに来てる中国人の方とご飯を食べたことがありました。ちょうどその時広州や上海などで大規模な反日デモがあったのですが、そのことに関して彼は「いやあ、あんなの海外にいるわたしたちには何の関係もありませんよ」と言っていました


ちょいとずっこけましたが、今から思えば、日本で働いている彼にしてみれば、そう言うほかなかったのかも
こういう風に二つの国の間でことがこじれる時、割りを食うのは大体敵対する国で働いている人たちです。今回の事件でも向こうに派遣されていた「フジタ」の社員四名が報復のように中国当局に拘束されてしまいました。中国政府の高圧的な態度にカチンと来る人たちの気持ちもわかりますが、ここで冷静さを失って感情的になるばかりでは、彼らの解放はますます困難になるでしょう
そんなわけで、とりわけ事に当たる政府の方たちには、つとめて理性を持って対応してほしいと望む次第です


それにしても、ここ一週間くらいでぶわーっと湧き出てきた対立感情の激しさには、空恐ろしいものを感じました。まあこういうのはこれまでも度々ありましたが
船がぶつかったくらいでここまで炎上してしまうわけですから、えんえんと紛争が続いてる中東の人々の憎悪はどれほどのものなのか。9.11直後のアメリカでの人々の怒りはどれほどのものだったのか。想像すらできません
まあわたし自身も向こうの政府が賠償・謝罪を要求してきた時には少々ムカッと来ましたけどね(笑) しかしああいう国民性・・・儲けられると思った時はガンガン攻めよう・・・なのだと思えば頭も冷えてくるというか
今後も世論にあおられて冷静さを欠くことのないようにしたいものです。大体みんな八月の終戦の時期には「平和が一番」と言ってたばかりなんだし


さて、話は全然変わりますが先日わたしのアパートにも国勢調査の方がやってこられました
そこでちょっと驚いたのは、「じゃあこの用紙に書いてくれる?」と、いいとも言っていないのにズカズカ部屋に入ってこられたこと(笑)
しかしまあ、気のいいおじいさんだったのでなんか怒る気にもなれず
これが田舎の感覚なのかな・・・とその地域に住んで十年以上経つのに、軽いカルチャーショックを感じた次第でありました。やれやれ