今回は宣伝から
漫画『風雲児たち』のファン仲間であられる工藤稜画伯が、同好の士の方たちと定期的に行っておられるアニメーション上映会があります
アニメといってもいま普通にテレビでやっているようなものとはちょっと違っていて、世界各国の文化的の価値の高い作品を、もっぱら都内の図書館などから借り出して8ミリ映写機でリルリルとかけるというもの


わたくしここ二回ばかりはサボっていたのですが、来月9日に行われるプログラムにはちょっと目がきらめきました


『鬼』(1972、川本喜八郎(日本))
『バヤヤ王子』(1950、イジィ・トルンカチェコ))
『虹に向って』(1977、岡本忠成(日本))


ちょっと順番があれですが、見事に岡本→川本→トルンカと見事に一本のラインでつながっている!

ご興味おありの方たちのために、詳細を記しておきます



現代視覚文化研究会S
アニメーションフィルム上映会
「人形は生きている」
・日時  :10/9(土)13:45〜16:00頃
・入場料 :無料
・場所  :東京都品川区 大崎第一区民集会所 第二集会室
      (東京都品川区西五反田3-6-3)
      http://bit.ly/c5gwOE
      http://tmug.jp/oosakiFudo/
      http://asp.netmap.jp/map/2500212851.html


大崎というと去年豪快に迷ったあそこか・・・
「『バヤヤ』がどんなことになっているか我々にも想像がつきません。真っ赤な画面でも、みんな大きな心で楽しみましょう! 」なんてスリル満点の注釈もついてました(笑)


自分はまだ行けるかどうかよくわからないのですが、今回はできるだけがんばってみようかなあ。あ、でもこの時期は『エル・トポ』のデジタル・リマスター版も見たいんだよな・・・・


・・・・


えー、続けて最近見た映画の感想を簡単に


・『オーケストラ!』
ある事件で音楽界から追放されたマエストロが、かつての仲間たちと共に、国家公認の楽団になりすましてパリで夢をかなえようとするお話

お笑いものだと聞いて見に行ったのですけど、楽団のメンバーたちがあまりにもまとまりがなくて、かなりハラハラしながら見ておりました。なんせ肝心のリハーサルに3、4人しか来なかったりします
それでもヤマ場では壮大なオーケストラと、ロシア史に秘められた人情話に目頭が熱くなっちゃったり。音楽の力はすごいっすね


・『バイオハザード4 アフターライフ』
ゾンビだらけの世界で悪徳企業と戦う孤高のヒロインを描いた、人気シリーズ最新作
「1→2→3とひろがってきたスケールがすぼみ気味」「ポール・W・S・アンダーソンの遊園地趣味があまり感じられない」とネガティブな感想がまず思い浮かんできますが、いつも通りの世界を見せてくれたことには変わりなく
「5」へ向けての壮大なつなぎだと考えて認めてあげることにします


・『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
昨年好評のうちに終了したテレビシリーズの完結編
ストーリーはどこかで見たような感じだし、余計なものが色々混ざっている感もあります。しかしそんな欠点がささいなことに感じられるくらいに、この映画にこめられた情熱には心揺さぶられました
「オレはこういうのが見せたいんじゃーッ!!」「わしゃこういうことを訴えたいんじゃーッ!!」というスタッフの本気力をビンビンと感じました


ちょっと早めですが今月はこれで映画納め。次は映画の日に『十三人の刺客』でも見られればなあ、と