平成版仮面ライダーもとうとう十二作目。『オーズ』が今日から放送開始となりました
今回の主人公はまたすさまじく、とりあえずの所持品が少々の小銭と代えのパンツ一枚というド貧乏野郎。寝る場所すらろくに決まってないようで、恐らくネカフェ難民とどっこいどっこいの生活水準かと思われます
でも、考えてみればこれまでの主人公にもそんなヤツたくさんいたような・・・ というわけで、全11作の主人公たちの歩みを振り返ってみることにしました。
(タイトル)(放送年・主演俳優)(最初の状況→最終回の状況)みたいな感じで
全作の結末を割っているのでご了承ください

・『仮面ライダークウガ』(2000・1〜 オダギリジョー) 放浪の旅から帰ってきて喫茶店に勤め始める→心身の疲労が限界に達し、またしても放浪の旅に


・『仮面ライダーアギト』(2001・1〜 賀集利樹)記憶喪失で身元不明。とあるつてである大学教授のお家で家事手伝いをすることに→独立してイタリアン・レストランのオーナーシェフ


・『仮面ライダー龍騎』(2002・1〜 須賀貴匡)雑誌社の使いっパシリ→死亡したが一年間の事実そのものが消滅。結局は最初と変わらず


・『仮面ライダー555』(2003・1〜 半田健人)どんな仕事も三日でやめてしまう風来坊→死んだっぽい・・・


・『仮面ライダー剣』(2004・1〜 椿孝之)正社員。ただし第一話で会社が崩壊→モンスター化して消息不明に


・『仮面ライダー響鬼』(2005・1〜 細川茂樹NGO所属→現状まったく変わらず。仕事が多少楽になったくらい


・『仮面ライダーカブト』(2006・1〜 水嶋ヒロニート→現状変わらず


・『仮面ライダー電王』(2007・1〜 佐藤健)お姉さんの喫茶店を手伝う。高校中退っぽい→ライダーを卒業したようなのだが、続編で普通に続けてたり子供の姿になっちゃったり


・『仮面ライダーキバ』(2008・1〜 瀬戸康史ニートの上ひきこもり→外に出られるようにはなった。敵のボスをやっつけたと思いきや、ラスト直前にもっとすごい敵がやってくる(でも、ノリは明るい)


・『仮面ライダーディケイド』(2009・1〜 井上正大)記憶喪失で写真館の居候→記憶は戻ったが居候の立場は変わらず


・『仮面ライダーW』(2009・9〜 桐山漣)探偵事務所所長だったが二話でいきなり所員に降格→一年間消えていた相棒が職場復帰。労働条件が改善されたようにも思えるが、まあ要するに最初の状態に戻っただけ


こうして見てみると社会的にサクセスしてるのはアギトだけで、まともな勤め人は響鬼くらい
まるでゼロ年代の経済のさびれっぷりを如実に表しているかのようです
でもその方がやはりライダーにはふさわしい。なぜなら貧乏は人を強くするからです。わたしが言ってもなんの説得力もありませんが・・・・