先日アメリカで働いている弟から、赤ちゃんが生まれたという報せをもらいました
これでわたしも名実共におじさんです
実家に帰ったらすでにいたるところにベビーの写真が貼ってありました。さすがにちょっとうざかったです(笑)
「なんだかオレを見つめてくれているような気がするんだ・・・」とオヤジ
今まで寂しい思いをさせてすまねえ・・・ オレと姉貴がふがいないばっかりに・・・
ちなみに漫画原作者、雁谷哲さんにはいいとしのお子さんが四人ほどいらっしゃるそうですが、全員独身だとか(ノ∀`)アチャー


弟たちは夏にこちらに来るそうなので、楽しみにしております


さて、アメリカつながりということで、最近読んだアメコミの感想を(なんて強引な・・・)


『アンブレラ・アカデミー』(小学館集英社プロダクション
ロックバンド「マイケミカル・ロマンス」のジェラルド・ウェイが原作を担当
世界で同時多発的に生まれたミュータントの子供たち。天才科学者ハーグリーヴズはそのうちの七人を養子に引き取るが、彼は子供たちを研究対象としてしか見ていなかった。ゆえに子供たちは胸に大きな空洞を抱えたまま大人になる
X-MEN』よりは皮肉っぽく、『ウォッチメン』よりは軽快。ポップでぶっとんだ世界観の中に、「人としての孤独」というテーマが織り込まれていて、読むものの胸をうちます


『アストニッシングX-MEN:ギフテッド』(ヴィレッジブックス)
実に久方ぶりにX-MENご本家の邦訳が出ました。事情により不在のプロフェッサーX(またですか)の代わりに、学園再建に努めるサイクロップスウルヴァリン
そんな折、政府はミュータントの能力を消滅させる薬品を開発する
人がうらやむような天賦の才も、本人とっては足かせでしかない、ということがあります。果たしてその才能を自ら捨て去ることは是か非か?というお話
相変わらずケンカばかりしているX-MENのメンバー。その合間にちょろっと彼らの絆というか、信頼がのぞくあたりが好きです


さて、長い間浮かんでは沈み、浮かんでは沈み、ということを繰り返してきた日本におけるアメコミ翻訳
2000年代に入ってメディア・ワークスが撤退、小学館プロダクションが点数をぐっと減らしてからは、年に一冊あるかないかという状態でした
途中JIVEさんや新潮さんが少し頑張ってくれたのですが、これもあまり長続きはせず

ところが昨年あたりから新規参入のヴィレッジブックスさんが意欲的に名作を次々と出版。老舗の小学館集英社プロダクションも、刺激されたのかここんとこがんばっております

ひきつづき『アヴェンジャーズ:ブレークアウト』『スーパーマン:ザ・ラストエピソード』『バットマン:ザ・ラストエピソード』『アイ・アム・アイアンマン』などが次々と刊行予定
しかしなんといっても一番楽しみなのは『マーベルキャラクター大辞典』 限定3000部! 定価4935円! ・・・・むうう、足元を見おって!


アメコミが日本に定着しますように、なんて贅沢なことは申しません。せめてこの活況が三年くらいは続いてくれますように