またしても数日前のお話ですが、金曜日は高田馬場早稲田松竹という名画座まで出張っておりました
お題は『ひなぎく』(1966・チェコ)と『不思議惑星キン・ザ・ザ』(1986・旧ソ連
ひなぎく』は二人の女の子(20前くらい?)がきまぐれと欲望のおもむくままに、ひたすらやんちゃを繰り広げるというお話。というか、お話はあってないようなもの
妹の子がとてもかわいらしくて、そのコを見ているだけでけっこう楽しかったりします。お姉ちゃんの方はやや微妙・・・
あとこの映画ご馳走をばか食いするシーンがよく出てくるのですが、なんとなく昼を抜いたせいもあって、見ていてかなりおなかがすきました(笑)


不思議惑星キン・ザ・ザ』はとある建築技師が、街角でたまたま宇宙人と遭遇したために、はるか宇宙の惑星キン・ザ・ザにすっ飛ばされてしまうという話。この主役のおじさんがなかなかダンディな方でして。「なんでオレ、こんな映画に出ちゃったんだろ・・・」とでもいいたげなしかめっ面で、ずっと右往左往しているのがおかしゅうございました。約25年前の映画で、宇宙が舞台なのに背景の七割くらいが砂漠。それでも劇場ではちょくちょく笑い声が起きてました
二時間十五分まったーりしたペースが続くので、多少我慢を強いられるところもありましたが、最後には暖かな感動に身を包まれました。これ本当


『キン・ザ・ザ』を見終えた後、一時間ほどして劇場の前に来たら、スタッフのお兄さんが「すいませーん。今日はもう満席でーす」としきりに謝っておられました
そういや半年ほど前『ミツバチのささやき』を見に来た時もこれくらい混んでたっけな。昔の映画をかけているのにも関わらず、大したものです
時々どこそこの名画座が閉館になった、なんてニュースを聞くことがありますが、場所と値段と作品のチョイスで幾らでもお客さんを呼ぶことができる。それを実証されている早稲田松竹さんは、実に頼もしい。また気になる作品があったら来たいものです


鑑賞のあと、マイミクさんたちとお茶やらお酒やら。さすが学生街、そこそこ飲み食いしても1300円ほどで収まったのはありがたい限り。お酒を飲むのは学生街に限るな・・・
付き合ってくださった皆様、どうもありがとうございました〜