わたしの姉は一年の三分の二くらいをタイですごしております
こないだからバンコクでは、物騒な状態が続いていますよね。姉のいるところはバンコクからだいぶ離れたところではあるのですが、さすがに心配になって「生きてるか?」とメールを送ってみました
ところがなかなか返事がきません。以前「『マーズアタック』ってどんな映画だっけ?」という質問に答えた時は、速攻でメールを返してきたのに(ちなみに「それじゃよくわからんから、もっとくわしく説明しろ」という内容でした)

あの頑丈な姉のこと。そうやすやすとくたばりはしないだろうとは思いましたが、なんかややこしいことに巻き込まれたのかもしれない・・・ そう気をもんでいたら、四日も経ってようやく返信が来ました
「うん。いちよ。それよりあの番組録画しておいてもらっていい?」


てめ〜〜〜は〜〜〜よ〜〜〜ヽ(#゚Д゚)ノ


これが映画とか漫画とかそういうくだらない内容のことであればわたしもいちいち目くじら立てたりはしません。でも仮にも生き死にのことなんだから、もっと早く返事をよこさんかゴルァアアア!!


その姉ですが、先週日本に帰ってまいりました
さぞピンピンしてるかと思いきや、意外や意外、ストーブの前でブルブル震えているではありませんか
「さ、さみーよこの国は・・・ なんでこんなにさみーんだ・・・」


わかった・・・ こいつの弱点は、「寒さ」だ!
今度南極に行って来て、皇帝ペンギン必殺の水平チョップなど会得してこようかと思案中であります


もういっこ全然別な話題
先日いろんなところで話題になっていて、手塚治虫文化賞新生賞まで受賞した『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキ・マリ著 エンターブレイン刊)というマンガ買ってみました
古代ローマの設計技師ルシウスが入浴中に、時空を越えて現代日本の様々なお風呂にタイムスリップしてしまうというお話。そしてルシウスは未来で学んだことを古代でできるだけ再現しようと奮闘するのですが・・・

なんて・・・ なんて・・・ なんてバカバカしい・・・ だがそこがいい! しかも勉強になる!

特に勉強になったのは時の皇帝ハドリアヌスについて。「五賢帝の真ん中の人」ってくらいの知識しかありませんでしたが(つか、他の四人に関しても似たり寄ったりだ)、なかなかに面白い人物であります
平和を愛し、学問・工芸に長け、武人としても政治家としても有能な偉丈夫。しかしただひとつ、彼には困った趣味があり、そっち方面でだいぶひんしゅくをかっていたとかw

思えばわが町もかつては温泉で「東洋のナポリ」と言われるほどににぎわった地。しかし現在では多くの老舗旅館が店をたたみ、「財政危機宣言」まで出てしまうほど苦しい状態です
このルシウスの固定観念に囚われない態度、そしてお風呂への激しい情熱こそが、A海市を復興させるカギではなかろうか・・・
というわけで、市はこの本をただちに全ての小中学校に配備し、全面的にプッシュするべきだと思いました。市長さん、聞いてますか!