映画三本ばかし見たので覚書をば


☆『アリス・イン・ワンダーランド
有名な『不思議の国のアリス』まんまの映画化ではなく、その数年後を描いたアフターストーリー
わたくし・・・この映画に関しては語る言葉がありません。なぜなら冒頭30分くらいのあたりから、終盤までず〜っとこっくりこっくりやりながら見てたから(笑)
今までついうとうとしちゃった、ってことは何度もありました。でも大抵は数分のうちに体勢を立て直せるんですがねえ。何がよくなかったんだろう。一日雨の中仕事したせいで疲れていたからか、風呂入って大盛りラーメン食ったあとだったのがよくなかったのか・・・・
たぶん最大の要因はあの3Dメガネのせい。やっぱり3D効果って、視神経にけっこうな負担がかかるみたいで。ただ『コラライン』の時は似たような状況だったのに、最後までしっかり起きてられたんだけどなー


ま、ひとつだけ言わしてもらうなら、ああいう風に鎧を着てりりしく戦うヒロイン像ってのは、これまでのバートン作品にはなかったんではないかな、と。以上


☆『息もできない』
最近力作の多い暴力系韓国映画。トラウマゆえに誰彼構わず暴力を振るいまくるサンフンと、心を病んだ父親を抱えた女子高生・ヨ二の心の交流を描いた作品
暴力映画にもスカッとするものと、痛々しいものがありますが、これは思い切り後者の部類に入る作品。弱いものが強いものに立ち向かう姿には爽快感がありますけど、強いものがか弱いもの、無抵抗のものをいたぶる姿は不快でしかありません。しかし現実にはそういう例のほうが圧倒的に多いわけで
『チェイサー』や『母なる証明』などはどこか現実離れした空気があって、それゆえに単純に物語を楽しむことができたのですが、こちらは紛れもなく自分と地続きの世界のお話だと感じました。やるせないっす


☆『TRIGUN Badlands Rumble』
コミックを原作としたサイバーSF西部劇。こちらは「暴力は場合によっちゃ仕方ないけど、殺人は絶対ダメ!」というお話(笑)
かれこれ十年前ほどにテレビアニメもやってまして、そちらから入ったわたしとしては懐かしさのあまり死にそうになりましたよ(´Д`;)
感心したのは間の取り方ですかね。時にスピーディーに、時にゆるやかに、テンポよく決まるアクションが気持ちよくてたまりません
この緩急自在のタイムテクニックは、絵の動かし方に関しては最高峰のマッドハウスさんならでは。巨大な○○がガラガラと転がっていくビジュアルや、強盗に美学を求めるゲストキャラも印象的でした


次は『タイタンの戦い』『ウルフマン』を見る予定〜