sga8512010-04-12

今日の午前中はK君と噂の『第9地区』を見にいく約束をしていたのですが、直前になって彼からメールがきました
「ごめん。風邪ひいたみたい。延期してもいい?」


・・・うそよ! そんなこと言って、本当は奥さんに気兼ねしてるんでしょう? 結局あなたっていっつもそう・・・
いいわ、あなたなんて待ってられない! 一人でさっさと見てきちゃうんだから!


と、雨のそぼ降る中、車を飛ばして行ってまいりました。いや、これはわたしが薄情というだけでなく、前々からずーっと楽しみにしていたもので


最初に知ったのは昨秋の映画秘宝。「巨大ロボットと宇宙人が大暴れする、すげえ映画があるんだよ!」みたいな記事が紹介されてまして。その後スティーブン・キングの2009年ベストの中にもその名を発見し、期待はますばかりだったのですが、この時点でまだ日本公開のメドは立っておらず。たぶん監督が新人さんで、有名な俳優も出ておらず、舞台が南アフリカという縁遠いところだったからですかねえ


しかし今年に入って無事公開が決定。それも全国規模で大々的に。映画オタクたちの祈りが届いたのか、オスカーノミネートがものをいったのか・・・ ともかくありがたいことでありました


宇宙のどこかからやってきた巨大宇宙船。故障のため中に居住していた宇宙人さんたち(エビ系)は、仕方なく地球に居候することに。しかし宇宙人さんたちは行動がいろいろとエキセントリックなため、周囲の住民たちと衝突が多くなっていきます


予告の感じからずっとフェイクドキュメンタリーでいくのかと思ったのですが、一応主人公や起承転結らしきものがあります。この主人公が実にちゃらいというか、いけすかないヤツでして。しかしそれがこの映画に意外な深みを加えておりました
あと、この映画を血と暴力にあけくれてきた南アフリカの人が作ったということが、とても重要だと思いました


ただ肝心の巨大ロボットですが、結論から言うと最後まで出てきませんでした・・・ ロボットは出てくるんですが「巨大」ではないし。たぶんどっかで「巨大宇宙船」と「ロボット」がごっちゃになっちゃったんでしょうね。とほほ


ともあれSF好きには必見!の作品でありました


さて、巨大ロボというといつ公開するかわかりませんが、こんな作品が現在製作中だそうです

むう。こりゃまた楽しみですね。ただなぜいまガイキングなんでしょう。ていうか、皆さんガイキングって知ってますか?