公開から一月半が経つというのに、いまだ興行収入1位に居座り続けている『アバター』。今日はこの映画に関連して思ったこと。思い出したことなどを
少し前に福山雅治氏が「なんでも自分の若いころにあてはめて考えるようになったら、それはオヤジ化のあらわれ」とおっしゃってましたが(例「AKB48? ああ、おにゃんこクラブみたいなもんだよね」)、そういう話です


アバター』の映像を初めて見たのは昨年の秋、劇場の予告で。あのCG臭い半魚どんみたいのを見て、「・・・・こいつは微妙そうだ」と思った人はわたしだけではないはず
キャメロン監督は必ずしも百発百中という人ではないので、「そろそろこけるころかなあ」なんてひどい予想をしておりました。それがフタをあけたらビックリの大ヒットです
そういえばあの『タイタニック』の時も、前評判は必ずしも芳しくなかった・・・ というか、そんなに注目を浴びていなかったような


ヒットの要因は、いまさら言うのも恥ずかしいですが、やはり「今度の3Dは違う」と大衆に思わせたところでしょう。その噂が、「映画はDVD(テレビ)で十分」という人たちの足をも動かしたのでは


かく言うわたしもかつては興味がある映画があっても、「そのうちビデオで見られるだろ」、ビデオ化されると「そのうちテレビで放送するだろ」というケチンボ人間でした
それが変わったのは(この話もなんべんもしてて恐縮ですが)たまたま1997年、『インデペンデンス・デイ』を見にいったから。あの大空を覆うほどのバカでかい円盤をスクリーンで見て、「でかいものは映画館でみないといかんな・・・」ということを思い知ったのでした
さらにその年の夏に、『スターウォーズ』の旧三部作がデジタルリマスター版で再上映されたのも大きかったですね。あのシリーズも、本来は劇場のスクリーンで観て、初めて真の醍醐味を味わえる作品なので
そんな風に映画館に足を運んでいるうちに、いつの間にか劇場で観るのが当たり前になってしまったというわけです


というわけで、今回『アバター』で久しぶりに映画館に赴いた人たちには、これを入り口として、さらに様々な作品を映画館で見て欲しいな、と思うのでした。まあわたしがこんなこと書かなくても、シネコンの普及で十年前より確実に映画人口は上がってるでしょうけどね


ついでに今まで「でかいスクリーンで観てほんっっっとーに良かった!」という映画をさらに幾つか挙げるとするなら、『ガメラ3』『キングコング』『アポカリプト』『グレンラガン』 ・・・・そのあたりでしょうか。この辺は機会があれば、ぜひまた映画館で見たいものであります。名画座さん、よろしく〜