年末から年始にかけて読んだ本・漫画の覚書。まず小説から


『闇よ、我が手をとりたまえ』(デニス・レヘイン
仲良しのブロガーさんから薦められたハードボイルド・・・というか私立探偵小説。で、この私立探偵が恋人でない男女二人というところが、この作品の肝かと
暴力への嫌悪を切々と訴えたあとで、最後は結局暴力で解決するのはどーかと思いましたが、400ページ一気に読ませるだけの面白さがありました
ちなみにシリーズ第二作。近々公開される『シャッター・アイランド』の原作もこのレヘインさんです


『闇の奥』(コンラッド
また「闇」かい! いや、これむずかしかった(^^;
19世紀とある船乗りのマローンが、象牙で財を成したクルツという男を訪ねにコンゴの奥地まで赴く話
ストーリーはとてもシンプルなんですが、その裏に深い意味がこめられているような。芥川竜之介の諸作にも似た味わいがあります
映画ファンには『地獄の黙示録』の原案といったらピンとくるでしょうか


今はほんっとーに久しぶりに『指輪物語』の続きを読んでます。「二つの塔」の上二巻。映画を観ていたせいで、間が空いてても「ああ、この辺か」とすぐわかる。ありがたやピーター・ジャクソン


続いて漫画


おおきく振りかぶって』13巻
高校野球漫画。二年前の連載がいまごろ単行本になるのってすごくね?
まだ美丞大狭山戦のまっただ中。「こんなところにいたら また腹ン中焼けるような思いで 何日も身動きできなくなるぞ」という桐青キャプテンの独白が切ねえ


鋼の錬金術師』24巻
最終章とやらに入ってはや四巻目ですが、まだ余裕で五冊くらい続きそうです・・・

『ムダヅモ無き改革』3巻
政治激闘麻雀漫画。ブッシュ父子の絆に不覚にも涙。アホか


風雲児たち 幕末編』16巻はこれからじっくり読むのです。大河ドラマに便乗して売り上げ伸びないかなー