月末は忙しくなりそうなんで、昨日・一昨日と三本続けて映画を観てきました
昨日はおかんと一緒に海洋生物のドキュメンタリー『オーシャンズ』を。そうなった経緯はこちらをどうぞ
http://d.hatena.ne.jp/sga851/20091128

なんて孝行息子なわたし・・・ てゆうか、むなしい
でもまあ、映画のほうはダイナミックな映像の連続で素晴らしかったです。やっぱスクリーンで観るクジラはでかい。実物ほどじゃないにせよ
そのほか『へんないきもの』に出てくるようなユーモラスな生き物が色々登場。ニューネッシーの正体であったウバザメや、コウイカが体をチカチカ点灯させる場面などがツボでした


さてオカンですが、エンドロール時に隣をみたら、なんと驚くべきことにしっかり起きていた!
どんな映画でも開始30分で寝てしまうオカンが・・・ すげえよ、『オーシャンズ
そういやほかに唯一起きていた映画が『ファインディング・ニモ』だったな。ナマモノが題材ならいいのか? 野生動物には、まだまだ多くの謎が隠されています


その謎を解き明かすべく、翌日一人で韓国映画母なる証明』を観てきました
殺人事件の容疑者として捕まった息子。オカンは力の限りを尽くしてその無実を晴らそうと奮闘します


えー、実は監督のポン・ジュノ。彼にはちょっと苦手なところがありまして。普通に面白いとは思うんですよ。ただ彼って、こっちが真剣に構えている時にポカーンとするようなギャグをかましてくれるじゃないですか。あんさんのボケ、ツッコミづらいわ!みたいな
今回はポスターや前評判から、あまりそうしたおふざけぶりがなさそうで、「ふ・・・ こいつ色々考えて成長しやがったな・・・」なんて思っていたのですが、実際に観てみたら、これがいつもと全然変わらねえでやんの


息子のために執念を燃やす母親と言うと去年の『チェンジリング』を思い出します。しかしあちらの主演のアンジェリーナ・ジョリーがまことに絵になるというか、様になるのに対し、こちらのおかんはやることなすこと空回ることはなはだしく
観ていてあまりに可哀想で、悲しくて。でも笑える(笑) うーん、これやっぱりギャグと思っていいんでしょうか?


ただ、後味は前二作よりもよかったです。躍るアホウに見るアホウ。同じアホなら躍らにゃソンソン♪ そんな感じ(え?)


続けて時間がちょうど良かったので、絵本原作映画『かいじゅうたちがいるところ』も観てきました
お母さんに怒られたマックス坊やが、家出した先でヘンテコなかいじゅうたちとめぐり合うお話


予告その他から『モンスターズ・インク』と似た雰囲気を感じ、そういうお話を期待してたのですが、かいじゅうたちはかいじゅうなのにけっこうリアルな人間関係に苦しんでいたりして、思った以上に重苦しい話でした
あと自分にはかいじゅうたちが、子供のまま大きくなってしまったオトナたちのように見えてしまったんですね。そういうわけでまさにそういう大人子供な自分には
、色々と痛い映画でした(^^;


ヴィジュアル的には大変素晴らしく、マックスとかいじゅうが砂漠をテクテク歩いてく図や、彼らがこしらえるヘンテコなとりでなんかが特に気に入ってます