十日我慢してたうっぷんを晴らすかのように、先週は映画ばかりみていました・・・


金曜日は遅れてかかっている『空気人形』を観ました
いわゆるその、オランダの奥さんが、どういうわけか自我に目覚めてしまい、それゆえに深く悩み、傷つく話


なにが一番気になったかといえば、空気人形のスカート丈。「それじゃ短すぎだろー! パンツが見えたらどーすんですか! もっと長いのをはきなさい!」
とすっかりお父さん目線で鑑賞しておりました
それだけに彼女が持ち主のオヤジ(板尾創路)にいいようにされるシーンは、観ていてあまりに辛かったです
ただ、わたしには板尾の気持ちもわかるんですよね。てゆうか、この映画で自分に一番近いキャラは板尾だと思いましたorz いや、もちろん家にあんなものは置いてませんよ?


これは精霊の誕生と旅立ちを描いた作品だと思います。人々の孤独な魂が寄り集まって生まれた精霊が、人形という繭を経て、やがて空中へと旅立っていく話。そうとでも思わなきゃ、やりきれないじゃあーりませんか
人形が自分を作った人形師のもとを尋ねるくだりと、おじいさんを看病するあたりが特に好きです


昨日は某SNSのオフ会で銀座に出張ってきました。お題は台湾映画『海角七号 君想う、国境の南』
台北でミュージシャンの夢に敗れ、故郷で郵便配達夫として働く青年阿嘉(アガ)。なぜか今の時代に届いた終戦直後の手紙や、街が主催する野外ライブ、そしてそれに関わる人々と接していくうちに、阿嘉は少しずつすこやかな魂を取り戻していく


これ、てっきり恋愛モノなのかと思ってましたが、そうではありませんでした。町おこしものというかバンドもの、もしくは群像ドラマです
最初の二十分ほどは正直我慢タイムでしたが、後半はけっこうのめりこんで見てました
「おれもバンドやりてんだー」とムチャをする茂さんというご老体が素敵でした
古き良き人情味溢れる映画が好きな方であれば、たぶん気に入られると思います


そのあと近場の和風酒場でオフ会。総勢八名。映画の話に花が咲き・・・というか、映画の話が半分、ドラマの話が半分といったとこだったかな? でもまあそれはそれで楽しく
年上の方たちからは、人生に役立ついい言葉を、お若い方たちからは元気をいろいろいただきました。ブリの釜塩焼きもいただきました。おいしかったです


9時ごろ東京を出て、家についたのが11時過ぎ。寝たのが12時
(今日はぜったい遅刻する・・・)とびくついてましたが、なんと普通に午前三時に起きられました。ブラボー! やればできんじゃん!


さて、今週一週間でかなりお金をつかったので、今月はあとは赤貧生活です。一月中に観ておきたい映画、あと三本くらいあるんだけど。