sga8512009-11-15

一昨日は13日の金曜日でございましたね
そんな日だというのに、わたしはお出かけしてました


まず横浜そごうで行われていた「エッシャー展」を鑑賞
わたしは未だにゲイジュツというのがよくわからない類の人間ですが、ご存知のようにエッシャーの「だまし絵」はよく作りこまれたオモチャのような趣があり。そんなわたしでもそれなりに楽しめたりするわけです
全体の半分ほどは、スタイルを確立するまでの習作だったりしたのですが、そちらはそちらでまた興味深かったです


本当にこのだまし絵というヤツは、見れば見るほどどこがタテでどこがヨコなのかわからなくなります
同行してくれたかにさんは、「こういうのは建築をやっている人が見たら、どこがおかしいのか一発でわかる」とおっしゃってたかな。もちろんそんなことがわたしにわかるわけもなく、ただただ頭をクラクラさせていました
そういえばエッシャーは画家を志す前建築を学んでいたそうで。あの緻密な立体感覚はそういうところから来ているようです
あと変わったものとしては、エッシャーの作品が表紙の「少年マガジン」なんかもありました


もっとじっくり見たいところでしたが、映画『ミツバチのささやき』鑑賞のため、一時間ほどで移動。高田馬場早稲田松竹という名画座にやってまいりました
平日の真昼間だというのに、大した盛況ぶり。二本で1300円というのがお得なせいか、あるいはかかってる作品が最終日だったからか


内戦時代のスペイン。田舎に住む少女アナは、巡回映画で『フランケンシュタイン』を観て以来、フランケンに会いたいと強く願うようになります
セリフは少なめで、テンポは非常にゆったり。物語の意味を考えようとすると、なかなか手ごわい映画です
ただ、なんとなく思ったのは、スペインの人ってけっこうお化けというか、「目に見えない存在」に強い興味を抱いているのかな、ということ。ギレルモ・デル・トロ関連の諸作や『アザーズ』、はたまたゴヤの描く不気味な絵などを思い出して、そんな風に感じました
前は彼の国の方たちって明るく陽気でセニョリータ!とか言ってるようなイメージだったんですけどね。いや、それも確かにひとつの側面なんでしょうけど


そのあとまた移動して、新宿興亜という劇場で『SAW6』を鑑賞
この劇場ももうすぐなくなってしまうそうで。座席にけっこう高低差があって、いい小屋なのにな


ちなみにわたし、『SAW』シリーズは一本も観たことがありません(笑) 果たしていきなり『6』から観て話がわかるのか? 男というヤツは、時としてそんな無謀なチャレンジをしてみたくなるものなのです


幸い冒頭に簡単な「SAW集編」があったのと、わりかしシンプルな題材だったため、一応話についていくことができました
いやー、ジグソウさんって頭のいかれたサイコキラーみたいな人かと思ってたんですけど、意外と正義感に熱い方だったんですね。まあちょっとそいつが暴走してる感は否めませんが
今回お話の中心になってるのが保険屋さんなため、味付け程度にそちらへの批判もあり。ジグソウさん、「極東の保険システムはみんなのために役立ってる」みたいなことも言ってくださって、ますます好感度がアップしました(^^)


そのあと近場のビールのおいしいお店で飲み飲み。「笑笑」にはおいてないようなお洒落でおいしいおつまみをたくさん頂きました
田舎者丸出しの発言でアレですが、東京っておいしいお店が無限にありますね〜


というわけで、個人的にはとても充実した13金でした。言い伝えというのは、あてにならないものです
仕事場の近所の洋品屋さんは、火事を出して丸焼けになったりしてましたが