sga8512009-10-22

いま話題のオリオン座流星群、みなさんはご覧になられたでしょうか


「次に急増するのは70年後で、来年は月明かりがあり、良い条件での観測は事実上、今年がラストチャンスになるという」


わたしこういうのに弱いんです・・・ 「今見ておかないと、次にいつ見られるかわからない!」とか、「今ゲットしておかないと、もう手に入らないかも!?」とか。ものにもよりますけど


そんなわけで20日未明と21日未明はいつもより早く起きて(こういう時だけ・・・)、山の方の暗いところにねっころがり、オリオン座の方をじーっと見ておりました


流星を見つけるのはスポーツでいうところの「周辺視システム」というのと似てる気がします。バッティングや剣道の達人というのはある一点を注視するのではなく、相手のヒジのあたりを「ぼやーっ」と見るんだそうです。そうすることにより、あらゆる角度から来る玉、攻撃を捕らえることができるんだとか


しかし、これ、口でいうほど簡単ではありません。「ぼやーっ」と見ているとその内集中力が薄れてきて、他のことを考え出したりしてしまうからです


10分の間に辛うじて二つばかり見つけたものの、その内背中も冷えてきて「俺、こんなとこで何やってんだろ・・・」という気分に。仕事の時間も迫ってきて引き上げ、ということを二晩繰り返しておりました


んで、昨日の昼ごろ「21日の午後11時ごろがピーク」という記事を目にしまして。幸い22日は仕事はお休み。今度はまちがいないとばかりに、オリオン座がよく見える海岸に、車を停めて流星が見えるのをじっと待ちました


ところが薄い雲がかかっていたせいか、流れ星はちいとも見えません。「今日はとことんねばる!」つもりだったのですが、そのうち眠くなってきて、気がついたら夜中の二時


「本当に俺は何をやっているんだろう・・・」という思いで家路につきました(笑)


まあオリオン座はラストチャンスかもしれませんが、こういう「○○座流星群」というのはまたそのうちあるでしょう。個人的に一番印象に残っているのは2001年のしし座流星群。あんときゃ本当に30秒に一個ぐらいの勢いでビュンビュン火花が飛び散っていったものだけれど


今年も11月17日、18日に観測できるとか。2001年の時ほどではないにせよ「そこそこ期待できる」という話です



ほんでその前に映画『カイジ 人生逆転ゲーム』を見に行ってまいりました
本当はここらでCGてんこもりで中味が空っぽでロボットがガキョーンガキョーンと動くそんな映画が観たかったのですが、最近そういうの『20世紀少年』くらいしかなくて
そんでほかにハッタリがきいててそこそこ楽しめそうな映画・・・がこれだったわけ


原作は福本伸行氏の漫画。日々をダラダラと生きる青年カイジは、悪徳金融業者にはめられて、大企業が主催するギャンブルパーティーに参加することに。だがそれは大企業天愛グループの社長、兵藤が若者たちを餌食にすべく用意した周到な罠であった・・・という話


いやあ、そんなに期待していたわけではなかったせいか、とても面白かったっす。一低所得労働者としては、胸にグサグサ突き刺さるセリフもたくさんありましたが(笑)
この映画はかなり漫画的ではあります(そりゃ漫画原作だし)が、世界のどこかで(日本でも?)、きっと実際に起きていること


脚本大森美香さんは『デトロイト・メタル・シティ』もてがけておられます。あの映画はセリフの多さに少し辟易したところもあったけど、今回はそれがかえって心地よく。「いいぞ! もっとしゃべれカイジ!」と思いました


やっぱり一番強烈だったのは香川照之さん演じる「利根川」でしょうかね〜
キサラギ』『鉄人28号』に匹敵するほどインパクトのある香川さんでした。彼に「お前らのことなど知らん!」と言われると、「お願いだから見捨てないで〜(TT)」とすがりたくなってしまうのはなぜなんでしょう



画像は記事とは全然関係ありませんが、ふらふら飛んでいた蝶々。わたしにも余裕で撮れたくらいなんで、相当弱ってました