配達先で時々出会うあんちゃんというか、おっさんというか、そのくらいの人がいます
わたしの姿を見かけると「おお! 元気か!」と笑顔で声をかけてくれるので、わたしも笑顔で手をふり返すのですが
困るのは、彼が誰なのかまったく思い出せないということ


それでもわかっているようなフリをして、今までなんとかごまかし続けてきたわけですが、昨日とうとう顔に出てしまったのか、ズバリ聞かれてしまいました


「あれ? もしかしてオレのことわかってない?」
「えーと、あれ? M村さんですよね?」
「違うよ! H田だよ! 小学校の時三つ上だった!」


あーそういえばそんな人もいたような・・・ っつか、覚えてるわけねーだろ(笑)
それでも彼は変わらぬ笑顔で許してくれました。わたしも彼が誰だかはっきりしてすっきりしました


さて。連休最終日は一人で遅れてやってる『ラースと、その彼女』を見てきました
カウンターに行ったら、「ただいま全席空いております」とのご案内。むーん(_ _;
ただ、上映間際になってちらほらと人が来始め、少しほっとするわたし


わたしの行動範囲には全部で6件のシネコンがあります。で、大抵一時はマイナーな作品をがんばってかけてくれるのですが、「これ、もうかんねえなあ」ということがわかると、結局メジャー系しかかけなくなっちゃったりして。昨年けっこうがんばってたジョ○ランドも、最近ではごく普通のラインナップに戻っちゃったしなあ
そんなわけで、最後の牙城であるシネプラザサントムーンさんにはできるだけがんばってほしいものです


で、『ラースと、その彼女』の話
ラースは心優しいけれど、人と接するのを異常に恐れるナイーヴな青年。ある日彼はネットで見かけたダッチワイフに恋をしてしまい、購入した彼女を本物の人間と思うようになってしまいます
普通なら速攻で病院行きですが、田舎の人々は包容力豊かなので、町ぐるみで彼のお人形さんごっこにつきあってあげます


言うなれば、ラースは小さな花のような青年です。ぎゅっと握られたら、それだけでしおれてしまう。でもその素朴さゆえに、人々は彼を愛でずにはいられません
そんなか弱い花も、周囲が水をやったり、日に当ててやったりすることで、いつしか丈夫になっていくものです。そして彼自身も、造花ではない、本物の花の美しさに気づくようになっていく・・・そんなお話かと


・・・・どうしたのかしら。今日のあたし、なぜだかとってもロマンチック。きっと明日がお友達のウェディングだからかしら? そうよそうなのよ!(ケッ)


そんなわけで、今日は早いとこ寝ないといかんなあ


本店に映画『バーン・アフター・リーディング』の記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/05/sex-and-the-b38.html