sga8512009-02-26

一昨日の朝仕事をしていたら、急におなかが「ぐぼがぼごこがぼ」と言い出しました。前日に入れたコーヒーとラーメンの食べ合わせが悪かったのでしょうか

しかしわたしとて伊達に35年も生きてきたわけではありません。こういう時の心構えはよくわかっております
まず自分と地球(重力)と内容物のバランスを整えること。いそぎすぎてはいけない。悠長すぎてもいけない。確実に目的地に一歩一歩近づいていこう、という精神で。あと、「もうダメだ・・・」と思っても、腹下しというのには波があるので、がんばって耐え切ればまた新たなチャンスが生まれたりするのです

そして一番危ないのはトイレのドアノブに手をかけた瞬間。物事を成し遂げる時に、最も油断しやすいのはその完了の直前であることを覚えておきましょう。こうした心がけのおかげで、そのときも何とか事なきを得ることができました


えーと、アカデミー賞の話題。もうみなさんとっくにご存知かと思いますが、外国映画賞は滝田洋二郎監督がゲットいたしました。まずはめでたい
デビュー作は『痴漢女教師』で、以後『痴漢』シリーズを十作以上。中には「ミステリーとしてよくできてる」という評価の作品も。
ポルノ卒業後はベストセラー小説の映画化なんかを主にやってこられました。ですから『おくりびと』以前は批評家からはスルーされがちな方でありましたが、こうして桧舞台に立ててよかった、よかった


ちなみにわたしがこれまで見た作品は『木村家の人々』『僕らはみんな生きている』『眠らない街 新宿鮫』『シャ乱Q 演歌の花道』『陰陽師』『陰陽師?』『バッテリー』
・・・どれも微妙だったな。『バッテリー』以外は
最新作は『釣りキチ三平』。ご自分の本分も忘れてはいないようです


映画二本観ました
一本目はクドカン監督、宮崎あおい主演の『少年メリケンサック
レコード会社のダメOLが、動画サイトでイキのいいパンクバンドを発見。ノリでその場で全国ツアーまで決めてしまうが、実はその動画は三十年以上前のもので・・・という話

とにかくあおいちゃんがかわいい。『篤姫』のときの三倍はかわいい。あおいちゃんがぴょこぴょこ跳ね回っているのを見てるだけで、しやわせな気分になれます。そして彼女にベタベタさわりまくるオヤジどもや勝地涼を叩き殺したくなります

DMC』と似てる、との評価も聞きますが、個人的にはこちらの方がツボでした


二本目はクリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の『チェンジリング
1920年代のアメリカ。電話交換を仕事とするシングルマザーの一人息子が、突然姿を消します。数日後、彼女に「息子が見つかった」という報せが届きますが、連れて来られた子はなんと別人でした。ここから彼女の本当の息子を見つけ出すための、壮絶な戦いが始まります

実際にあった事件をもとにした話。普通なら「終わり」となりそうなところで、話がなかなか終りません。途中から大体どういう結末か予想がついてしまったので、「もういいじゃないですかー」と思ったのですが、最後まで見ると、監督がそこまで続けた意味がわかります

現実はいつだって重く厳しいものです。だからこそ希望が必要なんでないの?ということをイーストウッドは訴えます
そうです。どんなに重いテーマを扱っていても、最後はさわやかに締めてくれるから、自分は彼の作品が好きなのです


両方ともかなりくたびれた状態での鑑賞でしたが、『メリケンサック』は疲れが、『チェンジリング』は眠気が吹き飛びました
最近映画は当たり続きでウッシッシって感じです


画像は道で転がっていた猫ども。記事の内容とは(略)


本店に映画『アラトリステ』と
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/02/post-1fc6.html
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/02/post-7498.html