昨日は一人で映画ハシゴしてきました
一本目は『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』
昨年放送された「平成ライダー」第8作、まさかの三度目の映画化です


オレ「仮面ライダー一枚」
受付「お一人ですか?」
オレ「一人です」
この辺のやりとりももうさすがに慣れっこです


えー、内容は普通に面白かったです。ただ『電王』への愛がないと辛いと思います
あとどの辺が「さらば」だったのかさっぱりわかりませんでした。もしかすると「オレ的にはもうこれで本当に終わりにしたいんだよね・・・」というプロデューサーの心の叫びだったのかもしれません


二本目はロシア産ティムール・ベクマンベトフ監督のハリウッド進出第一作『ウォンテッド』
さえない日々にストレスためながら生きているボンクラリーマンのウェズリー。ある日彼はララ・クロフト似の美女と、とある機織工場の社長から「キミにはものすごい殺し屋の才能がある。我々と一緒に悪者を倒そう」と誘われます
調子にのってその誘いに乗ったウェズくんを待っていたのは、ほとんど拷問みたいなシゴキの毎日でした。果たして彼は一人前の必殺仕事人になれるのでしょうか


この映画、あんまり期待してなかったんですよね。まあオサレでかっこよくておバカなアクションが観られりゃそれでいいや、と。その点は期待通りでした。ありえなさすぎて爆笑一歩手前の映像遊びを心ゆくまで楽しみました
「『マトリックス』を意識してる」ということですが、わたしは『蘇る金狼』『カムイ(外)伝』なんかも思い出したりしておりました


ただこの映画、単なる「ボンクラさんたちの夢を実現させてあげるよ!」というだけの作品ではありません
おしまいの方では笑ウセエルスマンが如く、心のスキマにきついメッセージをズドオオンとお見舞いしてくれます
だもんで十分面白かったものの、やや複雑な心境で映画館を出ることに(笑)
いまひとつスッキリしないSGA屋くんは、帰り道の途中バッティングセンターに寄ってモヤモヤした思いを白球に叩きつけましたとさ


前回した粘菌の話、追加
今日の毎日新聞夕刊社説出ていたお話
1973年、北米の幾つかの地域で奇妙な物体が多数出現。その観たこともない黄色い物体は勝手にひょこひょこ動き出し、「宇宙からの侵略か!?」と住民は戦慄したそうです
まあその正体は異常気象により大量発生した粘菌の一種、ススホコリだったわけですが
博物学南方熊楠は、この粘菌の標本をキャラメルの箱に入れて天皇陛下に献上したそうです。周囲が仰天したそうですが、陛下は後にこの時のことを「楽しい思い出」と語っていたそうで。いいお話ですね


イムリーなことに上野科学博物館では、今週末より
特別展「菌類のふしぎ−きのことカビと仲間たち」が開催されます
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2008/mysterious_fungi/index.html
ただ粘菌って菌類に入れていいのかどうか、また微妙な話みたいです


本店に漫画『舞姫テレプシコーラ』の記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2008/10/post-d586.html