電車で前に立たれると困る人
・60代半ばくらいの人
70代だったら迷わず(時には渋々・・・)席を譲るのだが、このくらいの年の人は微妙だ。譲られると「あたしもうそんな年なのかしら!?」とショックを受ける方もおられるようだし
・ヘソ出しルックのお嬢さん
ふと顔を見上げてまん前におへそがあると、なんか照れる


昨日は個人的映画の日ということで、ちょいと遠出して単館系の映画を二本観てきました
一本は『幻影師、アイゼンハイム』 入った劇場がたまたまメンズデーでお安くみられました。YATTAAAA!!(ヒロ・ナカムラ風に)
19世紀末のオーストリア。伯爵令嬢と恋に落ちた奇術師のタマゴ。ですが身分の違いが二人の間を引き裂きます。失意の少年は奇術修行の旅に出ます。そして15年後、アイゼンハイムと名を改めた彼はウィーンに現れ、当代随一のマジシャンとして名を馳せるのですが・・・・
ギリギリ現実にアリなストーリーでありながら、語り口や題材、ゴシックな町並みのせいか、どこかおとぎ話のような印象を与える作品
これもまあ「オチ系」の映画なんですが、今回は「こうなったらいいのにな」と思っていたら本当にそういう方向へ話が行ってしまい、別の意味でビックリしました(笑) でもガッカリしたというわけではなく、むしろとっても満足いたしました
終盤の息詰る展開には催しかけた尿意を忘れたほど。あと助演ポール・ジアマッティの笑顔が太陽のようにまぶしかったです


もう一本は『リボルバー』。当初は『アフタースクール』の予定だったのですが、そっちは近所でやることが決まったので「近所でやらなそう」「予告編がかっこよかった」ということだけでこれにしました
ム所から出て二年のギャンブラー・グリーン。彼はム所に入るきっかけを作った組織のボス・マカに、ギャンブルの腕と度胸で復讐をしかける・・・という話。序盤は(笑)
実は鑑賞の前々日くらいにとあるブログで大酷評されているのを読みまして。「やっぱ別のにしようかな」とも思ったのですが、「他人の声にまどわされるな! 自分のカンを信じるんだ!」という心の声に促されてバクチしてみました
で、結論から申しますと


自分のカンってあてにならないですねえ(笑)


久々に気持ちよく地雷踏んじゃったなあ、という感じでした
なんというかこう・・・非常に人を選ぶ作品ですね
複雑な心理描写とか突飛な演出を好む人なら楽しめるかも
ただ自分は「むずかしいことはよくわからん!!」というタイプの人間なので(バカとも言う)


そんなわけで二本目はちょっとアレでしたが、最近は「遠くで映画を観る」ということ自体が気晴らしになっているので、それなりにさわやかな気持ちで帰途につきました。来月は『庭から昇ったロケット雲』と『ホット・ファズ』が観られたらいいなあ


帰りの電車で山田風太郎の『明治忠臣蔵』読了
前の『おれは不知火』もそうだったけど、理想に燃えた若者が転落していく話が多いですね。山ちゃんの意地悪!
この短編集では前に書いた「東京南町奉行」と表題作が特に印象に残りました


全然関係ないけど、少年マガジンの黄金時代を築いた内田勝氏が亡くなった関係で、日経夕刊に出ていた話
「作家の三島由紀夫が深夜、編集部に現れ、『マガジンを売って欲しい。あしたのジョーをあしたまで待てない』と語った」とのこと
やっぱりちょっとせっかちな方だったんですかね


本店に『コードギアス 反逆のルルーシュR2』のいままでのまとめ記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2008/06/r2oo_3c7c.html