土曜日夜はさるお宅ににぎやかしで呼ばれてました
いつもならお誘いがあればほいほいと出かけていくワタシですが、今回のメインゲストはちょっと気をつかう人で、正直あまり気乗りがしませんでした。が、うまい断り文句がみつからぬうちに、当日になってしまいました(^^;)


しかし行ってみたら「気をつかう人」は上機嫌で宴席も終始和やかなムード。うまいものも食えたし、行ってよかったです
ちなみにそのメインゲスト八丈島在住の人で、たまに三宅島にも行かれてるとのこと。三宅島の現状などちょっくら教えてもらいました。いま島で居住できる範囲は前の六割くらいで、戻ってきてるのは島で死にたいお年寄りと、そのお年寄りの面倒をみてる人たちくらいだそうです
いまも島ではガスがもくもく出てるところがあるそうです。なんとか落ち着いてくれるといいですね


昨夜は昨夜でまた酒宴がありました。そちらは気のおけないメンバーと、市内の知る人ぞ知る串焼きのお店で。シソ巻きのお肉や牛タン巻きなど、メタボの材料を欲望のおもむくまま、たらふくつめこんしまいました。しかもおごり
至福のひと時でございました。


その合間を縫って映画二本みてきました
一本目は『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』
子供の群れを避けて平日の昼に鑑賞(笑)
昭和時代はピンチになると、先輩が助けにきてくれるのが恒例行事だった仮面ライダー。しかし平成に入ると各作品の世界観があまりにはっきりしすぎているためか、こういうタイトルを越えての共演は見られなくなってしまいました
ところが今回はいかなる経緯か夢の共演が実現。そのせいか、この映画は企画が立ち上がった時点ですでに十分満足してしまっている自分がいます(笑)
例によって一本の映画としてはアレなところもありますが、こういう作品は普通の映画を観るような目でみてはいけません。フィギュアスケートで選手が転倒しても、とっさに目をそむけて見なかったフリをしてあげるくらいの優しさで鑑賞しましょう。選手が好みのタイプであればむずかしくはないはずです
それにいいところもたくさんありました。特にアクションは一般並みにがんばっていました。あと二大ヒーローがバイクで爆走してる姿には、パブロフの犬のごとくヨダレをたらして喜んでおりました


もう一本はぐっと渋めに『フィクサー
フィクサーとは事件の揉み消し屋のこと。つまりお得意さんの不祥事を法律関連の知識を駆使して、なかったことにしてしまう人々のこと・・・のようです
ソダーバーグ関連はどうしてかいつもあまり食指がわかないのですが、今回は『ボーン』三部作の脚本家がなにやら企んでると聞き、見ることにしました
で、確かにありましたねー ちょっとした「仕掛け」が。ただ「驚愕のあまりアゴがはずれる!」というほどのものではありません。「ああ、そうだったのか!」とポンとひざを打つ程度
むしろ興味深かったのは、善悪のハザマで揺れる人間の微妙な心理でしょうか(微笑)
大企業のお尻を拭き吹きしていた主人公マイケル・クレイトン(どっかで聞いたような・・・・)があることをきっかけに正義感に目覚めて、お得意様に叛旗を翻す、という展開を予想していたのですが、話はなかなかそういう方向には行きません。むしろ良心の呵責に悩む同僚に「とりあえず上の言うこと聞いとけ」なんて言ったりしてます。果たして彼は本当に正義に目覚めるのか!? そんなところにハラハラドキドキしてました(^^;)
この映画には純粋な悪人は登場しません。マイケルと敵対する企業の女重役もどちらかといえば線の細いデリケートな人物として描かれています。人は弱いからこそ罪を犯す。でも自分は弱いことをいいわけにして、他の人をしいたげるような人間にはなりたくないな、と思いました


二つの映画から学んだこと


「悪いことをするとオマワリさんに捕まるんだぞ!」


おそまつさま