sga8512008-02-07

もうじき『L change the WorLd』も始まるので、今日は俳優の松山ケンイチくんについての私見などを書きます


彼の名を知ったのはご多分にもれず角川春樹総指揮、佐藤純彌監督の『男たちの大和/YAMATO』。最初はどこの原口まさあきかと思いましたが、見ているうちに彼の熱演にひきこまれていき、余貴美子演じる鬼ババに「生きて帰ってきて、ゴメンくさい!」という場面では大和の主砲さながらに鼻水が吹き飛びました
この映画の主役はまぎれもなく彼です。が、ポスターでは反町や渡哲也ばかりが目立っていて、松ケンくんはどこにいるのかわからないような扱いでした


出演暦を見ると『ビー・バップ・ハイスクール』『不良少年』などの言葉が目に付きました。つまり竹内力哀川翔などの「極道?シネ系」俳優のエースみたいな存在なのかな、と勝手に思ってました


その考えを改めさせられたのが一昨年の『デスノート』二部作。この作品で彼は主人公の最大の敵となる名探偵「L」に扮します
スルー予定だったこの映画を観にいくことにしたのは、見本パンフにあった松山「L」と藤原竜也の「ライト」、二人の並んでる図が、とてもさまになっていたから
原作を忠実に踏襲しつつ、実写ならではの強烈な存在感。『大和』での暑苦しい(失礼)演技とは対照的な、浮世離れしたクールな喋り、所作。そのあまりの変わりように「こりゃあ大したアンちゃんだわい」と舌を巻いたのでした


さて、実はわたし、彼の出演作は上記の三本しか見ていません(^^;)
やはり角川春樹総指揮の『蒼き狼 地尽き、海果てるまで』は迷ったもののスルー。今度はポスターの中央にででーんと出ておりましたが、その代わり、出番は10分くらいだったそうです(笑)
この映画では春樹から「一年でこれほど堕落した人間をはじめて見た」と皮肉られたり、反町から「演技が物足りない」とダメだしされたりしたとか。こいつらにそんなこと言われたくないよな(笑)


その後も『椿三十郎』などに出ていたようですが、大体が脇役なので、「L」以上にインパクトのある役はなかったんじゃないでしょうか。そういう意味では「L」への再挑戦となる最新作こそが、彼の正念場と言えるでしょう


今後も『デトロイト・メタル・シティ』(期待大)、『カムイ外伝』(期待微妙・観ないかも・でも崔洋一監督かあ)と、出演作が控えてます ・・・・って三連続で漫画映画かよ!!


期待するとともにちょっと彼の将来が心配になりました(^^;)


L change the WorLd』は明後日9日より全国で公開。宣伝代よこせ