一昨日の晩はあるブロガーさんのお宅で行なわれた「山田風太郎忍法帖限定)チャット」に参加しておりましたよ。「『銀河忍法帖』の作品名の由来」とか「『忍法八犬伝』の最後の章題はなぜ『空珠』なのか」といった濃いい話題に、「皆さんしっかり読んでるんだなあ」と感心するばかりでした


昨夜は知人のFさんのお宅に招かれておりました。このご一家とは今度『続三丁目の夕日』を観にいく約束をしてるんですが、「色々忘れてるでしょ? 予習しとかなきゃダメだよ!」ということで前作をもう一回観させられました。新作を楽しむためにいちいち予習をしなければいけない・・・・ 面倒くさい時代になったもんです。でもすき焼き(ジャンゴ・・・)を振舞ってもらったのでそのくらいの勉強はしなくてはならんでしょう
今は失われたコミュニティに、癒しというか理想郷像を求める姿勢は『ニュー・シネマ・パラダイス』や『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』にも通ずるものがあると思う。厳しい映画ファンからは「全然ちゃうよ」と言われそうだけど
あと「時代を美化しすぎ」とか「セリフで説明しすぎ」という批判もあったなあ。でもこの映画のターゲットって五十代以上だと思うんで、それを言うのは野暮天というものでしょう


♪『三丁目の夕日』くらい大目にみろよ
♪開き直るその態度が気に入らないのよ


今日は特に変ったこともなかったけど、少し時間が空いた時にこないだ買った吉田秋生の『ラヴァーズ・キス』を読んだ。まあ吉田さんじゃなきゃ絶対に手に取らんようなタイトルだな
鎌倉を舞台にしたチョイ悪系のサーファー朋章と、表向きはお嬢で裏ではだいぶ屈折してる里伽子の恋を描いたコミック。概ね三部構成で、第一部は里伽子の視点から、第二部は朋章の後輩の高尾の視点から、第三部は里伽子の妹の依里子の視点からお話が語られます。こういう構成をとることで第一部での謎・・・「なぜ彼らはあんなとこにいたのか」とか「なぜ彼は急にあんなことを言い出したのか」とか・・・が読み終えたときにはすべてわかるようになっているんですね。にくいです
BANANA FISH』『YASHA』『吉祥天女』といったこれまで読んだ作品から比べると、かなり普通の話。でもこの凝った構成とおなじみの透明感のあるキャラ・画風で相変わらず読ませます。「傷ついた魂の再生譚」というところも一緒。あ、『天女』は別に再生してないか
若者たちを暖かく見守る酒屋のおっさんがかっこいいですね。「いいオヤジ」を描ける女流漫画家というのはなかなかいません
登場人物がリンクしているという『海街diary』も読んでみたくなったけど、三十オヤジが「小学館フラワーコミックス」を買うのはなかなか勇気がいるのですよ


仮面ライダー電王』#41 侑人の役に立とうと、勝手に体を拝借して思い出作りに励むデネブ。そんな時ベンチでまどろんでいたある少女を見かけて・・・
乙女描写には辟易したが、来週はシリーズ屈指の名編になりそうな予感。がんばれ


本店に「カラオケバトン」UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2007/11/56_8f89.html
今日の鼻歌
福山・ガリレオ・雅治 『東京にもあったんだ』