特に変ったこともないので、同僚のSさんの話でもします


今を去ること二十年前、我が母校A中学は大変荒れておりました。どれくらいやばかったかというと、校長先生が怪我を負わされて救急車で運ばれたとか、そんなことまであったくらい
わたしが入ったころはやや落ち着いてはいましたが、まだそういう空気が残っていて、番長グループの皆様がよく校内を我が物顔で練り歩いておられました。彼らに出くわすことがあると、小心者のわたしは廊下の隅で、ペコペコお辞儀を繰り返してその場をやり過ごすほかありませんでした


で、時は流れて現在。もう半年くらい前になるでしょうか。わたしの職場にSさんという新人さんが入ってこられました
松平健の面影のあるナイスガイ。しかし非常に腰が低く、二つ年下のわたしにまで、本当によく気をつかってくださる
ある日雑談などしていた折、彼もA中学の卒業生であることが判明。そしてなんと、わたしがペコペコ頭を下げていた番長グループの中に、彼も在籍していたことがわかりました


かつて震えあがっていた人に、今度はこちらが頭を下げられるとは・・・
時の流れとは面白いものです


ただひとつ困ることは、
彼、時々わたしの後ろを通り過ぎる時、「ニヤリ」と笑ってお尻をなでていくんです
これはわたしに気があるということなんでしょうか
それとも体育会系特有のあいさつかなんかなんでしょうか


・・・・ちなみに彼には奥さんもお子さんもおります



DARKER THAN BLACK』#14
ゴスロリの過去が明かされ、ゴスペルは天に召される
「黄」の親父は今まで本当にむかつく親父だったが、多少なりとも「情」があることがわかり、ちょっと怒りが和らいだ
親父といえば例の使えない探偵さんも、今回はなかなかいいことを言っていたなあ