毎日新聞書評 『戦争はいかに「マンガ」を変えるか −アメリカンコミックスの変貌』(小田切博著)のレビューを見て思ったことを。前もって書いておくと、レビューはアメコミに好意的なものでした


時々「アメコミは日本のマンガと比べてレベルが低い」という意見を目にする。そういう人たちに限って、アメコミをちゃんと読んでなかったりする。また、日本のマンガにどれほどアメコミが影響を及ぼしてきたのかを知らない
手塚治虫がディズニー(ま、これはアニメだけど)に深く傾倒していたのは周知の事実だし、貸本系の作家たちも進駐軍が置いていったアメコミから多くのことを吸収している。池上遼一は駆け出しのころ『スパイダーマン』を描いていたし、原哲夫は「二ール・アダムスは僕の宝物」と語っている。最近ではマイク・ミニョーラの模倣をする作家があとを絶たない


しかしだからといって「アメコミのほうが日本のマンガより上」というわけでも、もちろんない。アメコミもまた、ジャパコミから多くのことを学んでいるからです。要するにわたしが言いたいのは、漫画もアメコミも「どっちが上」とは一概には言えないということ。それぞれに優れたところ、劣ったところがある。だからお互いを貶めるのではなく、影響しあってさらに進化するべきなのであります。わたしがこんなとこでこんな文書かなくたって、プロの作家さんたちはよほどそのことをご存知ですけどね


あと毎日書評では『安藤百福チキンラーメンの開発者)かく語りき』の記事がウケた。彼の名言に「人類は麺類」なる言葉があるそうですが、「英語にすればMen are menか」 うますぎる


朝日新聞で今日から日曜日のみ、安野モヨコさんの漫画『オチビさん』が掲載される。なかなか面白かったが、『あたしんち』『毎日かあさん』と張り合うにはもう少しコマ数が必要かと


仮面ライダー電王』#10
キンタロスがあまりにいいヤツすぎて泣ける。モモ、ウラもそうだったが、イマジンの中にもけっこう変り種はいるようだ
テッペイの中の人はこのまま退場させるにはおしい。某所で「もうキンタロスはこの人でいいよ」という意見があったが、半分ほど賛同した
あと「格闘する電車」ってすごい発想だよね・・・ 


風林火山』#13
せこい・・・ せこすぎるよカンスケ! 「だがそこがいい!」のかね、晴信さまは。三井のリハウスの池脇夫人は、人を見かけで判断してよくないと思いました。でもたしか諏訪夫人と信玄って、カンスケが引き合わせるんだよな。ますます嫌われるだろうな(笑)