映画『どろろ』観て来ました。原作はマンガの神様、手塚治虫
先生は「妖怪ブームにあてられて描いた」ということであんまり気に入ってなかったそうです。でも「契約により体のほとんどを魔物に持ってかれた」という百鬼丸の設定があまりにも強烈なせいか、一部に熱心なファンがいるようです
で、内容ですが、とにかく「妖怪退治一直線!」という感じで中盤まではその手のサービスがてんこもりです
後半は親子の愛憎劇が中心になってしまい、いささかパワーダウンしてますが、見ていて疲れを忘れるほど、スカッとした気持ちのいい映画でした。こないだの『ディパーテッド』は見終ったあとどっと疲れましたけどね・・・


ブックオフで『指輪物語』第一部「旅の仲間」の上1・2を買う。値段見たらそれぞれ400円で「ちと高いな」と思ったが、少し離れた100円コーナーにも置いてあった。もちろん安い方を買った。危ないところだった(笑)
さて読めるのは、いつのことやら


30日読売朝刊
社説に山田風太郎の日記の一説が引用されていた。山風青年はかつて人間をゴミと同程度に考えていたが、産科の研修で出産に立ち会ったとき、脳天がしびれるほどのショックをうけたそうな。で、やはり「命は尊い」みたいに思いなおすのだが、後のエッセイで「人間は一本の管」とか言ってた彼にしては、ちょっとらしくないような気がする
ただ、山ちゃんには偽悪的なところやシャイなところがあるので、たぶん日記の方が本心に近いのだと思う。あるいはこのあといろいろあってぐれてしまったのか
同日日経夕刊
ヤマカガシはヒキガエルを食べる時、その毒を体内に取り入れる。そして鳥に捕まったときにそれを吐き出して反撃する・・・と言うことが明らかになったそうな。毒を食って毒で制すというわけだ
そしてこのカエルの毒が古来「ガマの油」として知られたもの
少量なら強心剤になるとか。これはたぶん捏造ではないと思う


本店にファンタジー映画『エラゴン 遺志を継ぐ者』の記事UP
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