sga8512006-12-01

昨日は所要で当市の離島へ渡っておりました。片道30分
島での事は特に書くこともないんですが、生き帰りの船上でカモメにエサをやるのが大変面白かったです。『ファインディング・ニモ』の中でカモメが群れをなして「チョ−ダイ」というシーンがありますが、まさにあんな感じ
それにしても、鳥のフォルムというのは本当に洗練されているなあと、真横を滑空しているカモメたちを見て、改めて感じ入った次第です


んで、今日は「映画の日」だったんでまた映画を観てきました。『武士の一分』『007/カジノ・ロワイヤル』にも惹かれたんですが、公開が先に終りそうな『トゥモロー・ワールド』にいたしました。
かれこれ18年、子供が生まれなくなってしまった未来社会。飲んだくれの中年親父セオは、活動家で元妻からある以来を受ける。それは奇跡的に妊娠したある少女を、安全な場所まで逃がして欲しいというものだった
未来社会が舞台ではあるが、背景はかなり辛気臭い。また、エンターテイメントではあるものの、爽快感にはかなり程遠い作品。そんなジメジメしたムードが、かえって深い印象を残しました。「希望を未来に残すために、できることをやりましょう。でも政府や組織はあてにならないので、なるたけ個人の力でがんばりましょう」 そういうことが言いたいのかな?


年末に来てビッグネームがバタバタと亡くなられました。一人は木下順二氏。
http://www.asahi.com/obituaries/update/1130/002.html
『つるの恩返し』を戯曲化した『夕鶴』などで知られています。これ学生演劇の定番で、わたしもまぬけな商人である「うんず」という役をやらされたことがありました
もう一方は実相寺昭雄
http://d.hatena.ne.jp/t_masamune/20061130
http://www.asahi.com/obituaries/update/1130/003.html
ATG作品や『帝都物語』『姑穫鳥の夏』の劇場版でも知られてますが、やはりこの方は『ウルトラ』での独特の演出で有名な方ですね。「怪獣倒せばそれでいいの?」ということを訴えた『怪獣墓場』『故郷は地球』といったエピソードが代表作でしょうか。近年も『ウルトラマンマックス』をてがけたり『シルバー瑕面』が準備中だったのに・・・ 無念
氏をモデルにした『ウルトラマンを作った男たち』というSPドラマもありました。そこではいかにも純真な青年のような描かれ方でしたが、実際は欲望ムンムンな人であることを後に知ってこけました


その『ウルトラ』最新作である『ウルトラマンメビウス』#34 人件費の関係か劇場版で助けに来なかったウルトラマンレオが、メビウスに補修授業を受けさせる話。この『レオ』が放映されてた当時、世間ではスポ根ものが流行っており、『レオ』もその影響を受けてウルトラマンが特訓したり熱血したりという汗臭いムードの作品となっています。今回の『メビウス』もそんな感じでした


新刊でいろいろ掲載誌をさまよった悲劇のマンガ『キカイダー02』最終巻を、そしてブックオフ山田風太郎『地の果ての獄』を発見!
どこのどなたか知りませんが、売ってくださってありがとうございました