花冷えとやらで薄ら寒い一日でした。おかげでまだコタツがしまえません。男のプライドにかけて、今月中にはしまおう。

本日の夕刊より(つーか翌日書いてるので正確には“昨日の”なんだが)
読売
集英社コバルト文庫が創刊30周年だそうです。そういやワイも小中学生のころはちょこちょこ読んでました。アニメのノベライズとかありまして。
印象に残っているのは『海のトリトン』(上下)や、氷室冴子の『シンデレラ迷宮』二部作とか。後者はコテコテの少女小説ではありますが構成が大変スバラしく、ひねくれ者で知られている(失礼)書評価の関口厭世、じゃなくて苑世氏が絶賛していました。
ライバルの講談社ティーンズハートの近日終了が決定しているのに対し、こちらの勢いはまだまだ衰えんようです。とはいえ、「コバルト」というとアトムの出来の悪い弟が思い浮かんでしまう。たぶん『PLUTO』では弾かれるだろうな。

山田風太郎『警視庁草子』
「東京神風連」「吉五郎流恨録」だけ読む。川路警視の企みが徐々に明らかに。
「吉五郎」がまた憎いお話。安政年間のある年、たまたま同じ日に刑が執行された三人の男。一人は死罪、一人は流罪、一人は釈放。流罪となった吉五郎の運命を、他の二人の見えざる力が動かしていく。単なるサブレギュラーの一人だと思っていた彼にこんな秘密があったとはねえ。前に一回読んでるはずなのに完全に忘れている。不明