sga8512010-03-01

幸いこちらの被害は大したことはありませんでしたが、昨日は津波でおおわらわでございました。昼前から何度も「決して海岸には近寄らないでください!」と警報が鳴り響いておりました
その時わたしは実家にいたのですが、オヤジがなんだか妙にそわそわしているじゃありませんか
「・・・・見にいけないかな、津波


バカか、てめーは


わたしのこの不謹慎だったり、TPOがわかってない性格は、この人からゆずられたのだなあと、妙に納得してしまいましたよ・・・・


さて、話は遡りますが、金曜・土曜のことなどをざざっと


金曜は雨中の仕事でへとへとだったにも関わらず、がんばって人形アニメ映画『コララインとボタンの魔女』を見にいってきました
辛気臭い家に退屈な両親と引っ越してきた少女コララインは、家の中に不思議な扉をみつけます。その向こうには別人のように愉快だけれど、目がボタンでできた両親が彼女を待っていました


ここのところファンタジー系の映画を幾つか続けて見ましたが、ムシ好き・ネコ好きのわたしはこれが一番ツボにはまりました。音楽もいいし、ストーリーテーリングもうまい
ただ、こちらどっちかってえとホラー寄りのお話です。怖いです。お子さんと鑑賞しようかと考えてる親御さんは、確実にトラウマが刻まれるであろうことを覚悟して見にいってください


土曜は「吉祥寺を散歩しよう」という集まりに参加させていただけることになり、都に上っておりました
その前に渋谷で『ルドandクルシ』という映画を鑑賞
メキシコのバナナ園で働く兄弟が、怪しげなスカウトマンに誘われて、ほいほいとサッカーのスター選手になってしまうという話


サッカーをモチーフにした作品ですが、主演の二人がほとんどボールを蹴りません(笑) まあこれはスポ根ものなのではなく、サッカーに材を取った寓話というか、人生喜劇なのでしょう
サクセスしてそれでハッピーになれるかというと、お馬鹿な兄弟はついつい自分で墓穴を掘ってしまったりして。ムードは軽快ながらも、甘酸っぱい印象の映画でした。笑えるところもたくさんありますけどね。特にクライマックスにおける兄弟対決は爆笑必至です


そんでそのあと吉祥寺へ。土地に詳しい方に、楳図かずおやおいしいタイヤキのお店、もうじき閉店する伊勢丹デパート、そして井の頭公園など案内していただきました


吉祥寺を訪れるのは七年半ぶり。その時一緒だった姉ももう・・・生きてますけどね
声をかけてくださった方が大層な晴れ女で、予報は雨でしたが概ね傘なしで散歩を楽しむことができました
楳図邸を見学した後(画像・意外と普通の家でした)、楳図先生とすれちがうというサプライズもあり


三時間ほど歩き回った後、いせやという有名な居酒屋で打ち上げ。映画の話などに花が咲きました。話を聞いているうちに、メンバーのうちの多くがカメラマンだったり、ライターだったり、イラストレイターだったり、某映画祭のスタッフであることを知り、超適当な映画ファンである自分としては「うっかり大変なところへ来てしまった・・・」とかなりびびりました・・・


そう言いながらも、ビールをかぽかぽ飲んでいるうちに、分もわきまえず好きなこと大声で語っていた気がするなあ。救いがたい。そうそう、あと「たくさん余ってたから」と撮影に使うカチンコを頂いたりしました。わーい


そんなわけで、大変楽しい一日でした。つきあってくださった皆さんに、心から感謝であります