それではいつものムードに戻りまして


昨日見た映画の一口・・・というか三口くらいの感想を


まずは『カムイ外伝』から
原作は白土三平のコミック。忍びの集団を脱走した少年カムイと、彼を追撃する忍者たちとの熾烈な戦いを描いた作品
実は今回映画化されてるエピソード、だいぶ前に読んだことがあってそれなりに思い入れが深かったりするんですよ
そんで崔洋一宮藤官九郎松山ケンイチという豪華布陣ともなれば、期待も高まろうというもの
ところがいざ公開されてみると、なかなかに酷評の嵐でして(売り上げはそんなに悪くないようですが)
・・・・これはもう、オレが誉めるしかないよね! と思っていたのですが


そのあとに見た作品の印象の方が強すぎて、「伊藤英明がなんか痛そうだった」くらいのことしか思い出せないのが辛いところです


えーと〜 あと、そうですね〜 (思い出し中)
「え!? なんでここでそうなるの!?」「あの・・・ あなた結局何がやりたかったの!?」という展開は、原作にけっこう忠実だと思いました。おわり


で、もう一本は『私の中のあなた』
白血病の姉を救うために、幼いころから骨髄そのほか多くを提供してきた妹。しかし突然妹はそれを拒否して、家族を訴える・・・という話
しかし予告を見ますと、姉妹はとても仲むつまじそうで、ギスギスした空気とかなんにも感じられないんですわ。それが不思議で見に行くことにしたのです


で、とてもいい映画だし、見てみて良かったとも思うんだけど
こんなに見ていて辛い映画もそうないですね・・・


家族の誰もが自分のことより他の誰かのことを一生懸命案じているのに、どうしてこれほど悲しい話になってしまうんでしょう〜
みんなえらすぎるってくらいえらいんだけど、特にえらい・・・というか懐が深いな、と思ったのは一家のオトン
こういう男になりたいものでふ
あとピザっていい料理ですね


かえりがけにすんげー久しぶりにDVDを借りてきました。ポン・ジュース・・・じゃなくてポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』。『母なる証明』公開の前に観ておいたほうがいいかな、と思って。まあ本体?の方を見に行けるかも、まだようわからんのですが