sga8512009-05-02

昨日は友人Kくんと『GOEMON』を観てきました
わたしのフェイバリットNO1邦画は、実は紀里谷和明監督の『CASSHERN』だったりします(これを言うと、大概バカにされるのですが)
この映画は「ご都合主義が過ぎる」とか、「ラストがよくわからん」といった正常な思考を飛び越えて、わたしのツボにブスブスと突き刺さってくるので、もう自分ではどうしようもないのです
そんなわけで紀里谷氏の第二回監督作品である『GOEMON』も、相当楽しみにしてました


で、結論から申しますと、今回も大変気に入りました。『CASSHERN』ほどではないにせよ
CGムービーが氾濫してる昨今。「どこまで本物に見せるか」といった点については、もう極に達した感があります。が、紀里谷監督はそういうのとは別の方向でCGを突き詰めています。アクションのスピードとか、描き込みの量とか
あとやはりわたしは彼の描く薄汚れてて煙ったいんだけど、どこかキラキラしてるヴィジュアルが好きなんですね


数年前も「なぜいまキャシャーンなんだ?」と思いましたが、なぜいま『がんばれゴエモン』(違)なんでしょう?
答えは、たぶん監督がやりたいから。この人には時流とか関係ないんでしょうね。いま自分がやりたいことを、やれるだけやる。そんな想いが伝わってきます


「憎しみの連鎖をどうやって止められるか?」という前作や、『グラン・トリノ』とも共通するテーマもあります
ただイーストウッドが豊富な人生経験でもって、みんなが心から納得できる答えを提出しているのに対し、こちらは「一生懸命考えたけど、わかんねーからとりあえず暴れとけ!」みたいな、そんな感じ
またしても思考が映像に追いついていってないような、映像とテーマが空中分解、みたいな(^^;


そんなわけでまたしてもツッコミどころ百連発の大問題作です。「それでもオレは行ける!」という方のみ十分な覚悟をもって臨んでください
ちなみにKくんの感想は「××と○○が手を組んでたって、いかにもありそうだねえ」というものでした。うん、それ一部ではよく言われてることなんだけどね



さて、四月に見た映画を、その作品で最も印象に残った食い物・飲み物とともに振り返ってみます


☆『ディファイアンス』(マジメ・ドラマ)・・・・一応◎
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-5081.html
白馬のスジ煮込み


☆『フィッシュ・ストーリー』(バカ・アート・エンターテイメント)・・・・普通に◎
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-dc79.html
ぺヤングソース焼きそば


☆『REPO!』(バカ・アート・エンターテイメント)・・・・ギリギリで○
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-65d2.html
人間の生レバー


☆『レッド・クリフPART2』(バカ・マジメ・エンターテイメント)・・・・普通に○
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/part-a50b.html
張飛制作のメガダンゴ・小喬の愛情入りウーロン茶


☆『スラムドッグ$ミリオネア』(バカファンタジー・アート)・・・・文句なく◎
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-a665.html
ジャマールが仕方なく作ってたまずそうなサンドイッチ


☆『グラン・トリノ』(マジメ・ドラマ)・・・・文句なく◎
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-f401.html
モン族特製鶏肉ダンゴ(今月のうまそう大賞)


☆『バーン・アフター・リーディング』(おバカ・アート・エンターテイメント)・・・・久々の△
(連休中に書きたいですね)
特になし。小松左京先生だかが「人間は性欲派と食欲派に別れる」というようなことを言うてはりましたが、コーエン兄弟はたぶん性欲派なんだと思います。エッチ!


五月に見たい映画はまず『グレンラガン 螺巌編』『エウレカセブン』『超仮面ライダー電王&ディケイド』って・・・ マンガまつりかよ!
あとこれは必ず!というのは『スタートレック』くらいしかないなー。『トレック』はこれまで映画二作くらいしか見たことないんですけど
そうそう、遅れてやってる『ラースと、その彼女』も見ます

本店に特撮ドラマ『ケータイ捜査官7』の総集編的記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2009/04/post-c481.html