昨日はとある映画ファンの集いに参加しておりました。人恋しかったんです


20人ほどで映画を二本鑑賞いたしました
一本目は『K-20 怪人二十面相・伝』。江戸川乱歩の『怪人二十面相』を再構築した『怪人二十面相・伝』を、さらに独自にアレンジした映画です
一言で言いますと、見事に『カリオストロの城』でございました(笑) あと『スパイダーマン』 乱歩系でいうと土曜ワイド劇場の『何々の美女』シリーズに近いテイストもありました
多少ぎこちないとこがないでもないですが、娯楽作品としてはなかなか楽しめました。あと監督は意外と原作を細かいとこまで読んでらっしゃったみたいで、いろんなところに原作の小ネタが使われていたのが嬉しかったです


これからも東宝には怪人とか怪獣とか作り続けてほしいですね。東宝ゴジラのイ
メージがあるものとしては


二本目は『パンズ・ラビリンス』で一躍「芸術作家」として認められるようになったギレルモ・デル・トロ制作の『永遠のこどもたち』。新感覚まったり系スピリチュアル・ホラーです
幼いころすごした孤児院で、やはり養護施設を営もうとする主人公。しかし彼女の息子は次第に「見えない友達」と遊ぶようになり、やがて母親の前から姿を消してしまいます
思い出したのは数年前の(一応)ホラー映画『アザーズ』。あとやはり『パンズ・ラビリンス』とも似ているところがありました
出だしはスピードでいうと時速5キロくらいでトロトロ走ってるような印象で、このまま最後までこんな調子だったらどうしよう、と思いましたが、中盤辺りに来たら急に70キロくらいでぶっとばし始めました


特撮効果はあんまり用いてないんですけど、「見えないもの」に関する演出はなかなかに怖いです。ちびるというほどでもありませんでしたが、何度か飛び上がりました
そんな映画ですが、最後は実にさわやかな仕方で幕を閉じます。隣の女の子は涙ぐんでおられました
上映終了後、男性陣の多くが「怖かった・・・」と言っていたのに対し、女性陣が「大したことない」と言っていたのが印象的でした
そう、男というヤツは存外臆病な生き物なのです。あまりいじめないでやってください


そのあとさらに倍に増えた人数で、近場の居酒屋で。いろんな方と映画談義に花が咲きました
当たり前のことですけど、やはりそれぞれに好みがあり、感想も違う。色々いるから面白い。オンラインで語るのもいいけれど、生で話しあうのもまた楽しい。隣の男子たちはいつの間にかプロレスの話で盛り上がってるし(笑)
手当たり次第に今年の映画はなにが良かったか?と聞いたところ、やはり『ダークナイト』を推す方が多かったです。あとは『アフタースクール』とか


出来れば一晩中おつきあいしたいところでしたが、また翌日3時半から仕事があったので、泣く泣く9時ごろ有楽町をあとにしました
そんで12時くらいに家について、三時間ほど寝て、出勤
もう若くないんだから、ムチャはほどほどにしよう・・・・・