sga8512008-07-09

一昨日ようやく話題作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』観てきました。珍しいことに今回は早くもココログにレビュー書いてしまったんですが、
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2008/07/post_5ac8.html
日記と両方読んでくださってる方はたぶん太陽系で推定5名様くらいだと思うので、こっちにもライトな感想書いちゃいます


前作の冒険から19年後。今回敵となるのはナチスドイツに代わり、スターリンが書記長だったころのソ連(この「ソ連」という響き、なんだか懐かしいですね〜)
南米で友人がある秘宝を追って行方不明になったことを知ったインディは、その知らせをもってきた小生意気な若僧と共に現地へ飛びます。そこで彼らは神秘の力を秘めた「クリスタル・スカル」をめぐって、激しい争奪戦を繰り広げます


実はわたしインディにはそれほど深い思い入れはないんですけど、同世代かもう少し上の人たちはみんなインディが好きですよね〜 普段こういう映画バカにする人たちまで、「インディだけは別」なんて言ってたりします。きっと幼少期に楽しんだ記憶が強烈に頭に焼き付いているからでしょう。これはもう「刷り込み」に近いものがありますね


ぱっと見、くたびれた農夫のように見えなくもないインディ。でもまあ、考えてみたらその「よれよれ」「くたくた」なところが素朴でひたむきに見えて、逆に魅力なのかもしれませんね。そして扱う武器がムチというのがなんともまた。ムチですよムチ。マシンガン持った連中にムチです(笑)。普通ならまずかなうわけないんですけど、その絶妙なムチさばきで悪者たちをビシビシうちのめす様は確かに爽快です


ただ主演のハリソン・フォード、当然ですが前三作と比べると、すっかり白髪とシワが目立つようになってしまいました。それでも老骨にムチ打ってがんばってハードアクションをこなされております。そんな彼を見ていると、思い出すのは生涯現役だった名レスラー・ジャイアント馬場氏。「いけ! そこだ! 16文だ!」と全日ファンのような暖かなまなざしで見守ってあげることにしましょう


この『インディ』シリーズの魅力は、なんといっても「あとをひかない」ところだと思います。見終わったあと、もう、何にも残らない、みたいな。スタッフロールが流れ出した瞬間に全て忘れてしまう、みたいな。夏のかんかん照りの時に一気にのどに流し込むアサヒスーパードライのように、とてつもなくのど越しさわやか(笑)


そんなですから、今までの作品もほとんど覚えておりません(笑)。辛うじて覚えている箇所をあげるとするなら


☆『失われた聖櫃』・・・・これだけ『レイダース』というタイトルで同じシリーズだとわかりづらかった。でかい岩がごろごろころがってた。クライマックスがえぐかった
☆『魔宮の伝説』・・・・ヒロインがやかましかった。トロッコがガンガン走ってた。猿の脳みそ
☆『最後の聖戦』・・・・リバー・フェニックスが出てた。お父さんといっしょ。ペトラ遺跡ウルトラクイズ


・・・・こんなところでしょうか


さらなる続編も作ろうと思えば作れるんでしょうけど、さすがにこれ以上ハリソンさんを酷使するのは気の毒だと思います。きっと人のいい彼のこと、ノリノリのスピルバーグ&ルーカスに頼まれて「イヤ」とは言えなかったのでしょう
正直三代目はまだ少々頼りないところもありますが(興行的にも)、この辺で跡目をゆずらせてやるのが筋というものではないでしょうか


ついでに2008上半期の映画まとめ記事UP
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2008/07/67_58c9.html