話題の映画『ミスト』観てきました
いつもは鑑賞前でも、人の感想記事などほいほい読んでしまうわたしですが、今回のこれは目の玉でんぐり返るようなサプライズが待っているということで、さすがにネタバレにぶつからないよう警戒しておりました。そんなわけでここ数日、よく立ち寄るサイト・ブログで『ミスト』の「ミ」の字が出る度に「うおっ 危ねえ危ねえ」と目を背けてましたが、いい加減そんな状況に嫌気が差し、昨夜ちょっと無理して行ってきたのでした(睡眠時間3時間・・・)


これでようやっとこころおきなくウェブを徘徊できます(笑)。ちなみに続く文章でも肝心なところはばらしてませんが、結末についての私見などちょこちょこ書いてますんで、用心深い方、勘の鋭い方は避難してください


舞台は嵐に見舞われたある田舎町のスーパーマーケット。非常用の物品を買いに来た客でごった返していたその店は、突然周囲を濃い霧に取り囲まれる。そこへ一人の男性が血を流しながら駆け込んできた。どうやら霧の中で得体の知れない何かがうごめいているらしい。とりあえず店の中にたてこもる客たちだったが、忍び寄る恐怖は人々の精神を徐々にむしばんでゆく・・・


で、「衝撃の結末」についての感想ですが


「そりゃねえだろよ・・・・」


この一言に尽きます。観終わったあと体中からすべての力が抜けていき、なんだかもう笑うしかない、って感じでした
こないだの『つぐない』の結末も大変衝撃的でしたが、あちらはまだセンチメンタリズムに逃げられる余地がありました。しかしこの『ミスト』はそれさえも許してくれません。とりあえず今は早く何かおバカでお気楽な映画がみたいという気持ちでいっぱいです(笑)


人にはとてもすすめられませんが、大傑作であることには間違いありません。スティーブン・キングの幾つかの作品に見られる「愛・狂気・哀しみ」のトライアングルが、非常によく表れた映画でした


ついでに最近気になった予告編を紹介します


デトロイト・メタル・シティ
http://www.go-to-dmc.jp/movie/trailer.html
「あまいあまいあまいあま〜い」「こんなバンドじゃないんだよ、おかあさーん!」
・・・・いやされる(笑)
何度見ても笑えます。こないだも劇場ロビーのモニターでニヤニヤしながら見ていたら、そばに立っていたお姉さんから軽く不気味がられました
八月公開


20世紀少年
http://www.20thboys.com/index.html
こちらは「映画化決定!」の報を聞いた時には「ふーん、そ」くらいにしか思ってなかったんですが、TーREXの名曲に合わせて「ぼうっ」と現れる「ともだち」さんの映像を見ていたら、なんだかテンションあがってきました
8月30日公開


屋敷女
http://www.cinemacafe.net/official/yashiki-onna/(妊婦はお控えください)
これは先月某ミニシアターで見たんだっけな。ユーモラスなタイトルからは想像もつかない恐ろしさに、思わずちびりそうになりました。今までわたしが見た「怖い予告編」の中で、トップ3に入ります
そんなわけで、絶対に観ません(笑)。たとえ蒼井優ちゃんが「チューしてあげるから、一緒に観よ♪」と言ってくれたとしても、確実に断ります
6月21日公開